にんにくは病気に強く、心配は越冬後の春からです

 

ハーブ栽培をする方なら周知のように、バジルなど虫のつきやすいハーブはにんにくといっしょに植えれば駆虫効果が高まります。ニンニクは害虫や病気に強く生育期間から越冬まで、とくに心配する必要はありません。

 

春腐病や葉枯病、さび病が発生してくるのは越冬後の春からで、発見したら適期に防除をしましょう。薬剤が葉によくつくよう、展着剤には湿展性の高いタイプをもちいます。春先に雪解け水や霜溶け水がたまりやすい寒地で病気が起こりやすく、排水に十分注意することがたいせつです。

 

にんにくの収穫時期は早いもので4月の上旬から、遅いものでも5月の中旬になります。収穫の見きわめは、株全体を見て葉が3~5割ほど黄変し、球の盤茎部(球の下部中心の茎部分)とりん片のお尻部分がほぼ平行の状態になっていることを目安に。

 

収穫する時期が遅くなると、結球したにんにくが割れたり色つやも悪くなってしまうので注意してください。家庭菜園の場合は収穫したら根を切りとり、葉を10㎝ほど残してネット袋に入れ物干し竿などにかけて日陰で乾燥させるといいでしょう。

 

ときどき袋の向きを変え、乾燥ムラがないようにするのがコツです。20日から1ヶ月で乾燥でき、いよいよ自家製の青森にんにくが味わえます!